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第7回 なぜ君は投げ腕を強く振れないのか?

「自分は肩が弱くて強いボールが投げられない。力めば、いくらか強いボールが投げられるけど地面にボールを叩きつけたり、暴投をする。イップスになりそうだ」とこんな思いをしている野球選手が なんと多いことか。

「お前は投げ方が悪いんだ。肘が下がっているからその投げ方を直せ」とコーチから罵倒されます。

肘をあげようと努力してもいっこうに肘が上がって投げているといわれるわけも無く、かえって暴投を繰り返してしまいます。

「こんな辛い思いをするなら、試合には出ないほうがいいや」と投げやりな気分です。

結論を言うと、肘をあげようと腕の筋肉に力を入れたら、肘を上げたフォームで投げることはできません。

肘を上げたフォームが正常で暴投が少ない投げ方とすると投げ腕の筋出力の意識を変えなければならないのです。

ボールの投げ方には肘が下がった筋肉に無理な動きを強要したフォームと、楽に投げられるフォームの2種類があるのです。

無理な投げ方の選手はこれから説明する楽に投げられる運動神経で投げ方の自信を取り戻してください。

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まずはこの写真をご覧下さい。

私は身長が169cmです。腕の長さは75cmくらいです。そして腕の重さは成人男子は約5Kgと言われています。

硬式の金属バットは長さが 85cmくらい、重さは1Kg弱ですね。

金属バットだってやっとこさ振っているのに、投げ腕は5倍の5Kgあるんです。

肘が上がらない選手は75cm、5Kgの円柱形の投げ腕を肩の筋肉の三角筋に力を入れて投げようとしています。

三角筋だけでは投げ腕を強く振れるはずもなく、懸命になげるているのですが、暴投を繰り返します。

ではちょっと実験をします。

肩幅に立って投げる方向に半身で立ちます。

両腕はダラんと体側に置いておきます。

投げ腕の三角筋に力を込めながらゆっくりと横に上げていきます。

三角筋に力を入れ続けてめい一杯に投げ腕を上げます。

顔を投げ腕の方に向けて投げ腕を見てください。

投げ腕は肩のラインより上に上がっていません。

三角筋に力を入れているため三角筋がロックして腕が肩のラインより上には上がらないのです。

その状態のままで投げ腕の肘を曲げてください。

そうすると肘が下がっています。

三角筋に力を入れ続けて肘を曲げて投げると肘が下がったフォームになります。

いわゆる肩に担いだ投げ方とも言います。

重くて長い投げ腕を三角筋の筋肉だけで動かそうとすることそのものが無理なのです。

ではどのようにすればいいのか?

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重さと長さを利用した振り子運動のように使えばいいのです。

腕は肩の三角筋が基点と思っているのかもしれません。

腕は鎖骨と肋骨のジョイント部(胸鎖関節)が基点になります。

首の付け根のところにポチッとした2つの骨があります。

これが胸鎖関節(きょうさかんせつ)で腕の基点になります。

胸鎖関節から両腕を振り子運動させるのが投げ腕を振る基本になります。

野手ならば 両肘を曲げたままで振り子運動をします。

上原投手のようにテイクバックでコックの反射を使う選手も振り子運動が基本です。

そして胸鎖関節から振り子運動して両腕の内旋、外旋をあわせるのが投げる運動です。

では投げ腕の振り子運動の運動神経を身につける エクササイズがありますのでご覧下さい。

投げ腕の重さと長さを利用する運動神経を身につけましょう。

http://youtu.be/SlOweFhTCUU

Baseball MAPSスーパーバイザー・吉澤 雅之(タイツ先生)

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