《Baseball MAPSセミナーの開催情報》

HOME > コラム > タイツ先生の「考えて、感じる、野球」 > 第12回 「前足で探る」「親指の付け根の圧力で緩急を調整する」で 打撃のタイミングをはかる方法

第12回 「前足で探る」「親指の付け根の圧力で緩急を調整する」で 打撃のタイミングをはかる方法

「前足で探る」「親指の付け根の圧力で緩急を調整する」で 打撃のタイミングをはかる方法

元日ハム 稲葉篤紀選手の タイミングをはかる動きを 「前足で探る」と言うそうです。

西武 おかわり君は タイミングをはかる動きを「前足の親指の付け根で ゆっくり着けば 変化球で、そのまま着けば直球で タイミングを合わせています」と言いました。

今回は 2人に共通する体の使い方から タイミングをはかるコツを 説明したいと思います。

おかわり君とは 対談をしたことがあって、当時 NPBに在籍していた 「ダルビッシュ有投手を打つのに どうしていますか?」と 質問をしました。

おかわり君は 「すべてのボールが超一流です。すべてのボールが わかっていても 打てないような感じです。ですから 僕は ヤマをはっても しょうがないと思いました。だから 僕は 真ん中だけを待って スイングをしています」と答えました。

真ん中だけを 待って 周りのボールは 反応で打つという 感じでしょうね。

高橋由伸選手も 同じようなことを 言っています。

「打席に入ったら すべてのボールは 直球で待っていて 変化球は反応で打つ」と言っています。

直球はスピードがあって 変化球はスピードが無いわけです。

トップ選手達は 直球を基準として、変化球は打つタイミングを減速して スイングをするのですね。

バッティングセンターで 170kmのボールを打つ老人が テレビで話題になりましたが、同じタイミングのボールは 野球選手なら 誰でも打てるわけです。

ですが 試合で活躍するためには 直球と変化球の緩急に 対応できるスイングをする必要があります。

「直球で待っていて 変化球は対応で打つ」と言い切れる技術が 必要なんですね。

今回は 稲葉篤紀選手と おかわり君の緩急のボールを打つスイングを 紐解きたいと思います。

1.png
2.png

写真上の稲葉選手は 前足が上がった状態から 前足が接地するプロセスの時に 「前足で探る」と言う感覚が あるそうです。

写真下のおかわり君は 前足の親指の付け根(母子球)の圧力で そのまま着けば直球、ゆっくり着くことで 変化球に対応すると 言っています。

2人に共通するのは 前足が 接地するスピードで タイミングを調整しているという事です。

この動きが どこの部位で行われているか?を 考えて下さい。

それは 後足の股関節の 外旋(がいせん)の動きによって調整されています。

股関節は球状関節といって 自由に動ける構造になっています。

3.png

前足が接地に向かうプロセスで 股関節が曲がりながら 外旋する動きが起きています。

前足が 接地向かう瞬間に 後足の股関節が ふあったした脱力感で 外旋の動きが 起こります。

まず 稲葉選手は前足を上げた段階で 後足の股関節を 外旋させています。

その 外旋した状態から 始動で 股関節は更に外旋して、体幹部の回旋も加えながら、前足を接地に向かわせます。

この動きで ボールの緩急を観察しています。

前足の探りの動きでは まだ 打ちに行っていない感覚で、体重の重心は 軸足の股関節にあります。

そして おかわり君は 前足を上げた状態では 軸足の股関節は ニュートラルな状態です。

そこから 前足の接地する動きは 全身をバランスをとるように 後足の股関節は 外旋しながら 接地します。

前足は斜面をに滑り落ちるように動きながら 股関節は外旋しています。

変化球が来れば 外旋を更に深くして、 直球ならば そのまま接地して スイングします。

この動きで 前足の親指の付け根の圧力が 調整されます。

稲葉選手も おかわり君も 後足の外旋の深さの動きで タイミングをはかっています。

この筋肉の動きは 後足が外旋から スイングが行われば、後足は ハムストリングス(太ももの裏側)から 始動します。

ハムストリングスから 内転筋、大腿四頭筋、ちょうけい靭帯、大臀筋と働いて 足の筋肉を すべて使い切る動きに なっています。

これは 軸足の粘りとも言いますが、ポイントはハムストリングスから スイングを始動させること事です。

では この「前足の探り」や「前足の親指の圧力」の動きを身につける 練習方法をお伝えします。

4.png
5.png

前足にバランスボールを乗せて 後足の股関節の外旋と 両腕とバットを後方に、前足は前方に、後足でバランスをとるように スイングをします。

後足の股関節をふあっと、前足と両腕とバットが動きながら バランスがとれる感覚です。

このバランスがとれる動きの時間で 緩急に対応するのです。

では 動画がありますので ご覧ください。
http://youtu.be/mrEscmhKAzs

Baseball MAPSスーパーバイザー・吉澤 雅之(タイツ先生)

スクリーンショット 2015-03-25 18.39.47.png

スクリーンショット 2015-03-24 18.05.54.png

sign.png