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第14回 躊躇せずに 盗塁のスタートをきる方法

今回は インタビューした元ヤクルト 福地寿樹選手の 盗塁スタートから 躊躇せずに スタートをきる方法を説明したいと思います。

盗塁はサインが出てから「走らなければいけない」「良いスタートを切らなければ 2塁でアウトになる」「早過ぎるスタートをきれば 牽制球でアウトになる」など 様々な思いが 浮かびます。

「アウトになるかもしれない」など マイナス思考が 少しでもあれば、パフォーマンスそのものが落ちてしまうことは 心理学で確かめれれています。

必ず成功する実感や技術があれば、マイナス思考など 入り込む余地はありません。

盗塁は 帰塁する、スタートをきる、と逆方向に 最高のパフォーマンスをしなければならないので 躊躇が起こります。

「行くのか、行かないのか?」躊躇が起こります。

「一か八か 勝負だ」なんて 感覚では 成功する確率が 低くなります。

福地寿樹選手は 2軍戦時代に盗塁王や 1軍の勝負を決める盗塁がウリの選手でした。

福地選手は 「勝負をしている感覚はありません」と言います。

「いつでも帰塁できて、いつでもスタートをきれる」感覚だそうです。

この感覚は 福地選手独自の ニュートラルポジションを形成して 盗塁のタイミングを計っている技術によります。

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福地選手は 上の写真のような 両手を両膝につけた体勢で リードして構えています。

投手の背中側のシルエットを見ながら 両手と両足を ストンッと 脱力します。

投手は ホームに投げるか、牽制球を投げるか、2つしかありませんから その初動に合わせて 両足の支柱が外れるように脱力します(写真下)

そうすると 体の中心にニュートラルの軸が発生します。

上半身は だるま落としのように 一瞬 宙に浮いている状態です。

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ニュートラル軸は 帰塁も スタートもどちらでも できる状態です。

車のニュートラルポジションと同じで 進むことも バックすることも できます。

ニュートラル軸を利用して 宙に浮いた状態から 左腹斜筋の左回旋で帰塁、右腹斜筋の右回旋でスタートをきればいいのです。

この動きは 守備のスタートにも応用できますよね。

そして 視線は 宮本武蔵の教えの 「遠山の目付け」で投手のシルエットを見ます。

遠山の目付けとは 遠くの山を見るような眺めかたで 目の前の敵を見ろという教えですが、周辺視野を保ちながら 投手のシルエットを見ろという 感じでしょうか。

その周辺視野には キャッチャーや 打者の動きも見えるでしょう。

周辺視野を発揮している時に 体はリラックスしています。

リラックスしていると 情報量が多いことは 心理学で確認されています。

ですから ニュートラル軸のリラックスした状態で 周辺視野を保ちながら 投手のシルエットを眺めるのです。

投手の心理を見透かすように ホームに投げるのか?牽制球を投げるのか?その初動の差異を 吸収するのです。

試合の前からのピッチング練習や 試合展開など 観察を常に行っていなければ 盗塁は成功しません。

カウント、変化球、ショートバウンドの投球などを 読み切って ニュートラル軸から スタートをきりましょう。

では 福地選手を再現した動画がありますので ご覧ください。

http://youtu.be/RIJFBPranus

Baseball MAPSスーパーバイザー・吉澤 雅之(タイツ先生)

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